距離感はかりズム
2日目。
社会人時代よろしく今朝も朝ご飯は食べずにギリギリまで寝た。
今日の講義はPCの基本操作や知識が中心だったが、そもそも知らない機能や、普段使っていながら名称を知らない機能があったりして面白かった。あと何も考えずにただ聞いていればよいので正直楽だった。受け身の授業は本当に楽。この感覚は今のうちだけとも思っているので満喫した。
現状、講義よりも人とのコミュニケーションの方が難しい。
私はクラスで最年長だ。同じ訓練生が他にも数名いるがもちろん若い。メインの学生は10歳以上違う。
訓練生同士だと会社の延長のノリで話せるのだが、一回りも違う未成年となるとどう合わせていいのか、どういった言葉をかければいいのか、全くと言っていいほどわからない。
そして対面よりも時間外で行われる文面のみのやり取りが最も頭を悩ませている。
「最近の学生って絵文字使わないんだよね?」「長文LINEはNGなんだよね?」「そもそもLINE交換しないんだよね?」などと、テレビで得た正しいのか定かではない知識が余計に不安を煽ってくる。実際LINEよりも先にインスタのアカウントを聞かれた。
10年前はこういう苦労がなかったことを思い出した。当たり前だ。mixiが主流だったんだから。今ほどリアルタイムではなかったのだ。非リアルタイム性に救われていたんだなとしみじみ思った。
その上クラスメイトと頻繁にメールをするという習慣がなかった私は、情けないことに二日目にして、iPhoneからなるべく距離を置くようになった。
職業訓練の面接試験で私はこう言っていた。若い方に学ぶ気持ちでやりますと。
マインドで済む話じゃねーよ。
泣いた~。ぴえん。