アラサー女の日記

キャリア迷走ニンゲンがそれに向き合うための日記です。

好きの叫び方

訓練開始後はじめての金曜日。

事務員時代、毎週金曜の同僚と外でランチをするのが決まりだった。その名残か、今日の昼はコンビニ飯ではなく、学校近くのパン屋で買うと決めていた。

パン屋というより、いわゆる昔の喫茶店だった。テレビの出演経験もあるらしいその店で、ミニコッペパンとミニクロワッサンを買った。ミニミニ合わせて150円の破格だったが、そのかわいらしいサイズは私の胃にはとても心もとなく、コンビニでおにぎりを買い足した。ありがとうコンビニ愛してる。

 

今日も引き続きパワポの実習で、好きな物をプレゼンにまとめるという課題が与えられた。この課題を噂に聞いたころからテーマはすでに決めていた。私がど真ん中に好きな最愛の推しをプレゼンする。

推しに出会って5年以上経つが、生活の最優先でずっと追っている。推しのおかげで今の私があると言っても過言ではないくらい、人生を変えてくれた人だ。

だからその話をするしかないのだが、プレゼンとなると意外に難しかった。どこに提案ポイントを持ってくるかがいまいち難しい。経った年数分だけ、推しへの思いや感情や出来事があって、超複合的な「好き」になっていた。プレゼンは骨組みが大事だと教えられた。ベースを固めるために、とにかく推しの魅力をひたすら考えてメモ帳に打ち込んでいたら終了時間になっていた。人に与えられた時間を、推しの事だけ考えて終えるなんて経験、めったにできない。幸せだった。こういう仕事があるなら是が非でも就きたい。

 

帰宅して久々に友人と通話をした。他愛のない雑談も、推しの話も聞いてくれる貴重な友人だ。しかも何かを相談すると具体的かつ実用的なヒントをくれる彼女は、今回も霧を払い道筋を立ててくれた。ありがとう友人この出会いに感謝。

 

好きなものを好きって言うだけなのに。自分の中では説得力のある「好き」なのに。

人にそれをわかりやすく伝えるということは、とても難しい。その分しっかり伝わったら絶対嬉しい。

私は思いが強まる分だけから回るという悲しい習性があるので、今回は絶対上手く終えたい。情熱を上手く形にする練習だと思って、それでいて楽しみながら作りたいと思った。推しに関する時間はしあわせなものだから。