アラサー女の日記

キャリア迷走ニンゲンがそれに向き合うための日記です。

たのしい気持ち

先週土曜日は心療内科へ二週間ぶりの通院日だった。

問診では、その間の出来事と感情の移ろいをを先生にお話する。するといつも「よく頑張っていますね」「楽に生きましょうね」「無難に過ごしましょうね」と優しい声色で励ましてくれる。

ただ話を聞いてくれて、気持ちを汲んでくれる。通う度に心の枷が少しずつ取れている気がした。初診まで結構な時間が掛ったが、こういう場を設けておいてよかったと思う。

今回の問診の中で先生から「特によかったのはですね、デザインが楽しいということですね。職業訓練はそういう人に来てほしい場ですから。よいことですね。よかったですね」と言われた。

ネタも引き出しもまだまだ少ないが、デザインを考えることは楽しい。

今までは事務職という枠の中で、レイアウトに掛ける時間は個人のこだわりに過ぎなかった。それが今はデザインという大義名分を得て「こだわっていいんだ!」という肯定と使命に変わった。なんだかそれがすごく嬉しかったのだ。

そして今日の訓練はうんと楽しかった。

 

今日は実在する企業をモデルにWebサイトのデザインを考える授業だった。

盛り込む内容や画像は決まっていて、それをどう配置するかというものだ。

制限時間は1時間弱。

入れる内容は多くはなかったが、A4サイズにきれいに収まらず四苦八苦していると終了間際先生からひと言。

「別に1枚におさめなくていいよ~」

もう30分早く言って欲しかったです…。とはいえなんとか時間内に完成させた。

十分な余白も、画像のトリミングやフォントにこだわる時間もほとんどなかったが、決められた時間の中で自分のイメージをおおむね反映できたことに、ちょっとした達成感を味わった。

課題が終わったついでにモデル企業の本物のサイトを見てみた。同じ素材を使っても全然違う。発想が違う。でもここは私の案の方が好きだな、とか。

Webデザインを学ぶ上でWebサイトの模写は大変勉強になるそうだ。簡単なバナーとかからやってみようと思った。

 

考えるのは本当に楽しい。

今日は簡単な作業で、やる内容も初歩中の初歩だったと思う。それでも何かを考えること、形にすること、それが楽しいことだということを、ずっと忘れたくないと思った。